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寒い季節になると、インフルエンザに感染しやすくなるのは、鼻の中の発疫が低下するためだと、米国ハーバード大学教授のベンジャミン:プライヤート博士らが、JACIに発表しました。
鼻の粘膜は、ウイルスなどの病原体を認識すると直ちに「細胞外小胞(Extracellullar Vesicles)」
」を数十億個も放出するということです。しかし、気温4.4℃での中で15分過ごしてから鼻の中を調
べると、鼻腔内の温度は5度下がり、EVの40%近くが機能を失い、EVの表面にある受容体は10%も減少します、と報告しています。
マスクを外して騒いでいるアメリカ人を見て、羨ましく思っている先生方も多いと思いますが、今、アメリカではインフルエンザが大流行しています。街のドラッグストアからは解熱剤が消えてなくなっていると報道されています。白人はマスクを長い時間していると、暑くてとても耐えられなくなるそうです。鼻の温度もマスクをしているとかなり上昇します。
今年は、久しぶりにインフルエンザが日本でも流行し始めました。ただし、いつもの流行より広がり方が緩やかなように思われます。この様子も、コロナ対応の感染防御が行われているための効果である可能性が高く、マスクも大いに貢献している可能性が高いと思われます。
まだしばらくマスク生活をすることが凡庸ではありますが、堅守の一手なのではないでしょか。