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胃病変[70歳代女性]

  • 1:(初回内視鏡所見)
    2:(4年後 内視鏡所見
  • 《Presentationの意図》
    初回の内視鏡所見から何を疑うか?経過及び所見から治療法は何が選択されるべきか? *基礎疾患にC型肝硬変症 肝臓癌
  • 《病理診断》
    高分化型腺癌(初回:G2 過形成ポリープ 疑い)
  • 《最終診断》
    高分化型腺癌 m N0 H0 P0 M0*術式 腹腔鏡下胃全摘術
  • 《Discussion》
    初回の内視鏡肉眼所見から過形成ポリープか腺腫および癌の確定は困難であった。初回生検でG2 過形成ポリープの疑い。4年後の内視鏡で病変は増大しており、生検結果はG5、高分化型腺癌であった。この症例では胃全摘出術が選択されたがマルチベンディングスコープを用いてのESD は可能であったか?
  • 《コメント》
    初回内視鏡所見を見直すと腺腫が疑われる。生検診断を鵜呑みにせず肉眼所見を重要視し積極的な再検査が必要であった。
case
症例